貴志祐介さんの「新世界より」が何回読んでも上手すぎて感動する
お題「#買って良かった2020 」
ブログ開いてくださり、ありがとうございます
私の買って良かったと思うのは、貴志祐介さんの「新世界より」です
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貴志祐介さんといえば、「青の炎」(嵐の二宮和也さんで実写化)、「鍵のかかった部屋」(嵐の大野智さんで実写化)が有名でしょうか
謎に嵐率が高いです、笑
貴志祐介さんのファンで、全ての作品を読んでいます
どれもこれも大傑作ですが、その中でも「新世界より」は完成度がグンを抜いている…と思います
今日はネタバレをしないように気をつけつつ、良さを伝えていけたらなと思っております!
①作り込まれた世界観がすごすぎる(人)
まあこれに尽きるのですが……とにかくすごい!すごすぎ!!!!(語彙力)
1000年後の日本が舞台ですが、今の日本とはだいぶ違っています
ネタバレしたくないのでフワッとになってしまいますが……
まず、価値観や論理感が違います
「悪いことは悪い」という現代においても通じる概念が、ここではものすごく大きな力を持っています
現代でも悪いことは悪いですよね、でも実際は犯罪行為も起こってしまっています
しかしこの世界ではそれは「あり得ないこと」なんですね
そもそもそういうことをしようと思わないし、そんなことする人がいるわけない、そういった悪意に触れると驚きと恐怖で震え上がるくらいです
でもそれが楽天的すぎるとか、ヒステリックすぎるとかではなくて……
基本的な考え方とかは現代人に通じるところがあるのに、ところどころで価値観が全く異なる面があるため、その常識の違いが面白いです
②作り込まれた世界観がすごすぎる(風景)
同じ日本でも1000年経つと生態系とかも変わってくるわけです
この世界特有の新たな生物も誕生しています
それらの生態や、独自な進化を遂げた過程まで細かく作り込まれていて、本当にすごいです
別の世界見てきた?それでそこの百科事典借りてコピペしたんですか??というレベルのリアリティ……
すごいしか言えなくなるくらいすごいんですよ!!!すごい!!!!!!
③違う世界でも、ときめくポイントは同じ
①、②で見てきたようにこの世界の作り込みレベルは圧倒的で、もはや違う惑星の話みたいな感じがするくらいです
その中でも人が人にときめくのは変わらないんだな〜というのが印象的でした
主人公の女の子が憧れている男の子はすごく優秀で、優しいんです
その優しさに触れるたびに女の子はドキドキして、それを読むと私も胸がいっぱいになります……
恋愛主体の小説でないからこそのさりげなくちりばめられたエピソードがとっても素敵なんです
まとめ
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めちゃくちゃ長いし、妥協なしで書かれすぎていて読む側もものすごく体力がいります
年末年始の長い休みに手に取ってみるのはいかがでしょうか?
それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました