「読書感想文 書き方」で検索するほど困っている学生さんに教えたい!スラスラ書く方法②
ブログを開いてくださり、ありがとうございます☺️
マルセ ミオと申します
今回は「スラスラ書ける読書感想文の書き方」を実際の例と一緒にご紹介します
まずは例を挙げてみます
(今回のために20分程で書きました)
本は村上春樹さんの「パン屋再襲撃」です
短編なので、文庫本で30ページ程です
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①私は読書感想文を書くための本として、村上春樹の「パン屋再襲撃」を選んだ。なぜなら、村上春樹が好きだからである。読書感想文というのは、選んだ本と真剣に向き合い、その一文一文に込められた意味を考えていくことが求められる。それならば、自分の好きな作家を選びたいと思った。私が村上春樹と出会ったのは〇才の頃である。その時読んだ「~~~」は、幼い私にはまだ難しかった。理解できない部分も多かったが、それでも私はまた彼の別の本を読んでいた。それがなぜかはわからない。しかし、おそらく彼の小説には私を惹き付ける「何か」があった。そしてその「何か」が知りたくて、彼の小説を読み続け、気づけば彼は私の最も好きな作家となっていた。
ではなぜ「パン屋再襲撃」を選んだのか。それはパンが好物だからである。もちろん理由はそれだけではないが、大きな理由を占めているのは間違いない。
この小説は題名通り、パン屋を再襲撃する話である。パン屋を再襲撃するというのは世の中の大半の人間がしない行為であり、もっと詳しい説明が求められるかもしれない。しかしそれは「パン屋再襲撃」であり、それ以上の説明は必要ないと考えている。つまり、ここで私が「パン屋再襲撃とはこういうものだ」と長い説明を加えたところで、結局「それは「パン屋再襲撃」であるな」という結論に達する可能性が大きいのだ。それならばその説明を省き、自分の考えを述べたいと思う。
さて、「パン屋再襲撃」を読んで強く思ったのは「物事にはすべて理由があるのだ」ということだった。もちろん、理由があるならパン屋を再襲撃しても良いというわけではない。それは犯罪であり、してはいけないことである。しかし、もしニュースで「パン屋再襲撃」が事件として報道されたとき、「犯罪だ、良くないことだ、やってはいけない」と思うだけで終わらせて良いのだろうか?そう考えると、この本が「パン屋襲撃」ではなく、「パン屋再襲撃」である理由も理解できる気がした。つまり、私たちはその事件がなぜ起こったのかを考え、そしてそれが二度と起こらないような策を考えなければならないのではないだろうか。これは世間では常識かもしれない。しかし、私はこの本を読んで初めてそれを強く実感した。
私は村上春樹の「パン屋再襲撃」を読んで、起きてしまったことだけを考えるのではなく、それが起きた原因を考える大切さを学んだ。これからは原因についてもしっかり目を向け、より良い生活を送りたいと思う
……どうでしょうか、難しいですか??
「こんなの書けん〜〜無理〜〜〜〜〜」
と思った方、
ちょっと待ってください!大丈夫です
これが一番難しいパターンです
なので、ここからどんどん手を抜いて簡単にするテクニックを紹介します
安心してください…
で、この文章(①と呼びます)なんですが、一応選んだ理由、あらすじ、感想、学んだこと、を全ていれてますよね
読書感想文は前の記事でも書いたように、
「その本を選んだ理由、あらすじ、感想を全部書いてね、
読んでない人にもわかりやすいように書こうね、
でもほとんどがあらすじだけ、のようにならないように気を付けて書こうね、
感想は自分の実体験を例に出すといいね、
そこから何を学んで
これからどういう風に生かしていくかも書こうね」
と、難しすぎることを求めてきました
これを全部入れるのは難しいですよね
でも、ちょっとした工夫をすれば大丈夫です!
①の文章を使ってテクニックを解説していきます
選んだ理由は?
選んだ理由は、「作者のことが好きだから」です
好きなことだと書きやすいですよね?
なので、「文字数が稼げる上に、書いてて楽しい」という良いことづくめなんです!
「好きだけど書けない…」という方は、とりあえず誰かに「なんでその人のこと好きなの?」って聞かれたらなんと答えるかを考えましょう
○前に読んだ本が面白かったから
→その本のことも書いてOK!
○好きな人がすすめてたから
→立派な理由です
○作者の顔がかっこいいから
→いいでしょう。「顔がかっこいいのに文章も書けるってすごくないですか!??」と語りましょう
などなど
読書感想文に正解はありません
好きなものは好きって言いましょう!
しかも書いてるうちに「こんなところも好きだ…」という素敵な発見もあるかもしれません
また、「作者が好きだった」に加えて、その作者の中からどうしてその1冊を選んだのか?という話もできます
①では「パンが好物だから」としていますね
このように、理由はなんでもよいです!
表紙が綺麗だったから、
一番最近読んだから、
最新作だから、
初めて読んだ作品だから、
などなど
ここを詳しく説明すると、さらに文字数が稼げますね
あらすじはどうやって書く?
あらすじでやりがちなミスは
「裏表紙のあらすじをそのまま書く」
です
あそこは、とても面白くまとめています
なので、使いたいですよね?
でも、あれは「本を買ってもらうため」に書かれた文章なので、結末がのっていないんです
買う前からネタバレされたら嫌ですからね
なので、読書感想文の場合は、それに加えて「最後がどうなるのか」などの詳しい情報も書かなければいけないんです
……面倒ですよね
なので、自分で書いちゃいましょう!
①の文章なんて、全く内容を説明していません笑
そんなもんで大丈夫です
だらだらと内容を書いたところで、それは評価されません
むしろ、「あらすじばっかりで手抜きっぽい」と思われてしまう可能性があります
そのため、その後の自分の感想に関わりそうな部分だけをちょっとまとめて書ければ大丈夫です
例えば、あらすじを書く部分を飛ばして感想を書き、
それから「こういう感想を書いたから、ここの内容を取り上げよう」
と決めるのも1つのテクニックです
感想ってどう書けばいい?
感想は好きに書いたらいいんです!
当たり前ですが笑
①の文章では「〜から**だとおもった、なので××したい」というようにちゃんと考察してますね
読書感想文にそんなのいりません
書けたらいいね〜くらいの感じです
「感想」を書けばいいんです
文章がきれいだった、
パンが食べたくなった、
泥棒はいけないと思った、
などなど
何でも良いんです
例えば①と同じ本を読んだ時でも、
「パンの描写がとても素敵だったので、食べたくなりました。私の一番好きなパンは○○パンです。残念ながら、この小説にはそのパンは出てきませんでした。なぜでしょうか?それは多分、○○パンがあまり人気ではないからです。私はとても美味しいと思うのですが、私の周りではあまり人気がありません。もしかすると、村上春樹さんも○○パンは好きじゃないのかもしれません。もし、いつか村上春樹さんに会えたら、好きかどうかを聞いてみたいと思います。会えるかどうかはわかりませんが、もし会えた時のために、村上春樹さんの本をたくさん読んでおきたいと思います。」
もうパンの話ですね
でもいいんです、感想ですから
「そんなのは読書感想文とは言えない!」と思いますか?
もしそうだとしたら、なかなか書くのは難しいでしょう
「読書感想文はこうあるべきだ」という考えをなくした瞬間、スラスラ書けるようになるはずです
参考になれば幸いです
さて、まだまだテクニックありますので、次の記事にうつりたいと思います
次では「本嫌いにおすすめの読書感想文の書き方!漫画・アニメ・ゲームは好きですか?③」
を更新する予定です
最後まで読んでいただき、ありがとうございました